神奈川県・中途採用試験(キャリアフリー採用)

【2025年の実施内容】
1次試験:8/12までに提出 申込期間:6/27~7/11
・受験資格:S39.4.2~H7.4.1生まれ 職歴に関する条件はなし
・1次試験:経験小論文 *8月12日までに電子申請システムを通じて提出
・2次試験:面接<10月2日~16日のうちの1日>

 2021(令和3)年に始まった採用試験。職歴要件がないため、厳密には「経験者採用」とは異なる。また、試験は経験論文(提出)と面接だけで、他の自治体の経験者採用に比べても受験者の負担は少ない。ただ、それゆえ受験者の数も多く、倍率も高めになっている。
 2021年、22年の最終合格者数はそれぞれ20名、31名だったが、2023年以降に急増、2025年には104名と3桁に乗った。

<経験小論文>
 8月12日までに電子申請システムを通じて提出。2つの課題について論述し、制限字数はそれぞれ800字程度。これまでの出題は以下の通り。取り上げるべき経験の内容が毎年微妙に変化する点に要注意。
「問1 これまでの職務や社会活動の中で、あなたの持つ強み(専門性、経験、スキル・資格等)を発揮して、あなたが所属するチームや団体を成功に導いた経験について述べなさい。/問2 あなたが問1で述べた強みを、神奈川県職員としてどのような業務に生かすことができるか、具体的に述べなさい。」(2025)
「問1 これまでの職務や社会活動の中で、あなたの持つ強み(専門性、経験、スキル・資格等)を発揮して、課題を解決した経験について述べなさい。/問2 あなたが問1で述べた内容を踏まえ、あなたの強みや経験を本県のどのような分野でどのように生かすことができるか、具体的に述べなさい。」(2024)
「問1 これまでの職務や社会活動の中で、あなたの持つ強み(専門性、経験、スキル・資格等)を発揮して、成果をあげた経験について述べなさい。/問2 あなたが問1で述べた強みを、本県の施策にどのように生かすことができるか、具体的に述べなさい。」(2023)
「問1 これまでの職務や社会活動の中で、あなたの持つ強み(専門性、経験、スキル・資格等)を発揮して、組織又は社会に貢献したと考える経験について述べなさい。/問2 あなたが問1で述べた強みを神奈川県職員としてどのような業務に生かすことができるか述べなさい。」(2022)
「問1 あなたの持つ強み(職務経験、社会活動経験、スキル、資格等)を1つ挙げ、その強みを発揮して周囲の人から評価された経験について述べなさい。/問2 あなたが問1で述べた強みを神奈川県職員としてどのような業務に生かすことができるか述べなさい。」(2021)

 内容的には標準的な経験論文だが、800字×2という字数はかなり多い。

<面接>
 面接の中で5分程度のプレゼンテーションを行う。内容は、職務・社会活動経験、スキル・資格等について自己アピール。

≪実施結果≫
年度 区分(予定数) 申込者数 受験者数 1次合格 最終合格
2025 行政(55) 1394 949 272 104
2024 行政(50) 1282 826 291 90
2023 行政(30) 1011 679 228 70
2022 行政(20) 930 663 146 31
2021 行政(10) 837 559 100 20

※神奈川県は2014(平成26)年より一般事務職の社会人経験者の採用選考を導入。この選考では2014~16年にかけて毎年20名前後の合格者を出したが、2017~18年は8~9名にとどまった。2019(令和元)年には選考区分を2つに分割し、従来の主任主事級(B区分)に加えてマネジメント経験が必要な副主幹級(A区分)も募集した。最終合格者数はA区分14名、B区分12名。さらに2020(令和2)年には主任主事級の採用を廃止。この年から就職氷河期世代採用試験が始まり、2021(令和3)年には新たに中途採用試験が始まったため、2021(令和3)年には
・一般事務(社会人経験者(副主幹級))=マネジメント経験をもつ人が対象 必要な職務経験年数も長い
・中途採用(キャリアフリー採用)=職歴条件なし 幅広い世代が対象
・一般事務(就職氷河期世代)=就職氷河期世代で直近1年間に正規雇用されていない人が対象
 ……と3つの試験、選考が同じスケジュールで進行するというやや異例のかたちになった。(重複して受けることはできない。)
 翌2022(令和4)年は副主幹級の選考が行われず、その後は中途採用(キャリアフリー採用)に一本化された状態になっている。